「蜜」がたっぷり入ったりんごは甘くて美味しい！との声をよく聞きます。

では【蜜】とは何なのか。

その正体をご存じですか？

実はりんごの【蜜】自体には甘みがほとんどありません。

りんごの蜜の正体は自然の甘味成分「ソルビトール」です。

ソルビトールは葉の光合成によって作られ、成長段階において葉から軸を通ってりんごの果実内に運ばれます。

そして、果実の中でりんごの本来の甘味である「果糖」や「しょ糖」に変換されます。

りんごが十分に熟し甘くなるとソルビトールは糖分に変換するのをやめてしまい、そのままの状態で蓄積されます。

これがりんごの「蜜」の正体です。

「ソルビトール」自体にはほとんど味も甘みもありません。

なので【蜜＝甘い】ではなく、【蜜＝りんごが十分に甘くなった印】が正解です。

蜜がたっぷり入っているりんごは美味しそうに見えますよね。

しかし、【蜜＝りんごが十分に甘くなった印】ですので、蜜が少量であってもそれは美味しく甘いりんごに間違いはありません！

蜜は多い方がいい！・・・・実は一概にはそうは言えないのです。

その理由は

↓↓

【蜜の欠点】

蜜のたっぷり入ったりんごはとても美味しそうに見えますが、変色が早いと言う欠点があります。

りんごの腐敗は【蜜】の箇所から始まります。

ですので、蜜がたっぷり入ったりんごは早めに食べましょう！